1950年代 アフリカ 祭器 木彫盆 祈りの儀式用 坂田和實 古道具坂田 。1950年代頃のアフリカにて作られた、祭器として、祈りの儀式に使用されていた木彫の盆です。本作は、古道具坂田(目白)にて取り扱われていた品で、約20年前に祖母がコレクターの方より譲り受けたものになります。坂田和實氏の審美眼の文脈に連なる一点です。日常器とは異なり、祈りや儀礼の場で用いられていたためか、造形には実用以上の緊張感と静けさが宿っています。手彫りによる素朴な形、長い時間を経て生まれた表面の擦れや彩色の痕跡は、使われ、祈られてきた道具だけが持つ深い物質感を伝えています。装飾を目的としたものではなく、人と不可視のものをつなぐ場に置かれてきた祭器。そのため、均整や華美さではなく、用途と時間が形そのものになった強さがあります。この盆が特別なのは、単に物を載せる器ではなく、祈りを受け止めるための場として使われてきた点にあります。祭りや儀式の中で、人の手が触れ、言葉が捧げられ、時間が静かに積み重なってきた形。その記憶が、今も木の奥に残っています。引越しに伴うコレクション整理のため、大切にしてくださる方にお譲りできれば幸いです。サイズ高さ:約5cm横:約30cm奥行:約11.5cm※素人採寸のため多少の誤差はご容赦ください。A mid-20th century African ritual tray,used in ceremonies of prayer and shaped by time and devotion.